柏島生物図鑑

イレズミハゼ属の1種-１

学名 Ｐｒｉｏｌｅｐｉｓ sp.1
和名 イレズミハゼ属の１種の１
体長　3cm
撮影地　後浜８m
撮影者　松野

このハゼを知ったのは「日本のハゼ」に載っている柏島の第一人者の平田さんの写真・・・でした。こんな可愛いのがいるんだ・・・とずっと見たい、見たいと思っていたハゼです。
最初に見つかったのは鉄板の下だそうで、フォトコンのグランプリ受賞などで有名な高知県在住の吉田直樹さんが発見された、そうです。
この写真の個体は大きなサンゴの死骸の裏でみつけました。
写真を真正面から撮ってみると「イレズミミジンベニハゼ」にそっくり！ですが、背びれ、第二背びれのギザギザがイレズミハゼ属なのですね・・・。
一度見つけてもどんどん裏に回っていったり逃げていったりでなかなか同じ場所に定着してくれません。
常時見れたら、アイドル的存在になるでしょうね～。

タツノオトシゴ属１種２

学名 Hippocampus.sp 2
和名
体長　２cm
撮影地　後浜８m
撮影者　

柏島では、後浜、勤崎、一切、などあちこちで見ることが出来きます。
通称「ジャパニーズピグミーシーホース」って呼ばれてます。
よく見ると背中（背びれ？）が赤く伸びてて、天使の羽みたいですね、
ちいちゃくて、ペラペラで結構写真が撮りにくいのですが、
水深が比較的どの個体も浅めで、粘れるので、ジックリ撮っていただきたいです、
バシッっと撮れるとかなり気持ちいいので、ちょっと癖になる被写体です！

Ｔｅｒｅｌａｂｒｕｓ ｓｐ

学名 Terelabrus.sp
和名
体長　6cm
撮影地　勤崎４８m
撮影者　松野

初めて見たときはなんか細いシマキツネベラやなぁ～・・・？でもなんかちゃうんちゃうん？
このベラは見かけによらずなかなか凄いやつで、ほんま見たゲストは口を揃えて「めっちゃ綺麗な黄色のラインやなぁ～」っていってます、
ほんま遠くからでもなんか黄色に光ってるって感じです。
このテレラブルス属は久米島や伊豆大島、八丈島なんかでも出ててるそうで、柏島みたいに黄色のラインのタイプと白のラインのタイプが居るみたいです。
（ちなみに柏島では６個体確認しましたが、全て黄色ラインのタイプです）

２００３年の６月に３個体がずーと一緒にうろうろしていてそれ以降はたまーに出てきてます。

Apogon sp

学名 apogon.sp
和名
体長　4cm
撮影地　後浜１2m
撮影者　松野

ナミダテンジクダイ？それともホソスジナミダテンジクダイ？？それともバンダイイシモチ？
第一背びれにハッキリした黒班があるのでどちらとも違うような気がするのですが・・・。
学者さんに聞いて見ることに・・・

「一見バンダイシモチに似ていますが、虹彩が赤く背鰭の黒斑や体側の斑紋が一致しません。この仲間は日本から3種が認められていますが、いつも同定には悩まされています。今回のものも含めてまだ未知の種がいても不思議ではありません。」

といってました、ようするにわからへんっちゅうことですわ！
テンジクダイ科も柏島はかなりあついです。

ホムラハゼ属の１種

学名 Discordipinna sp.1
和名
体長　4cm
撮影地　勤崎４2m
撮影者　松野

柏島では以前、久保氏が発見され、「クボハゼ」と言われて紹介されていました。水深もかなり深く、ほんま絶対遭えないと思っていた伝説のハゼでした、が　、しかしある日オシャレハナダイを撮っていると横を、ちょこちょこ動くかっこええハゼが！！・・・で見つかり、それからはたま～にですが見られるようになりました。
ほんまガイド泣かせのハゼで、一度見るとそのかっこよさ、ホムラハゼ属独特の動き方に虜になってしまいます。でも、生息場所が、ガレ場と砂地の境目でしかも水深が４０～６０と深く、あまり虜になると危険・・・ですね～。
でもこの第一背びれがカマのように鋭く伸びている姿は、まさに「カッコいい！」としか言いようがありません。