柏島生物図鑑

ヤミテンジクダイ

学名 Ａｐｏｇｏｎ　ｓｅｍｉｏｒｎａｔｕｓ
和名 ヤミテンジクダイ
体長　４cm
撮影地　後浜８ｍ
撮影者　松野

柏島では岩の隙間などを覗くと結構います。かなり臆病っていうか穴の奥の方で居て、さぁ、撮るぞ！ってカメラを向けると引っ込んでしまう・・・そんなことの繰り返しです。
でもねばり強く穴の前で粘っていると、何回か本当に前の方まで出てきたり・・・することもあります。この魚が撮れた時の、充実感と達成感・・・。格別です。
形といい、色合いといい・・・他のテンジクダイ、魚にはなかなか居ない、そんなカッコよくもあり、かわいくもあり・・・本当に不思議な魚で、隠れファンも多いです。

アオスジスズメダイ

学名 Ｃｈｒｙｓｉｐｔｅｒａ　ｃａｅｒｕｌｅｏｌｉｎｅａｔａ
和名 アオスジスズメダイ
体長　6cm
撮影地　勤崎４０m
撮影者　松野

柏島では勤崎、松島方面の４０ｍぐらいに行くと年中いる普通種です、クリシプテラ属（ルリ、シリキスズメ、などの、スズメダイの中でも花形的存在）の中でも深場に生息していて、見た目は背中のブルーのラインがめちゃめちゃ綺麗ですぐに見つけることが出来ます。
じっくり粘れ水深ではないのですが、比較的じーとしてるので、結構写真は撮りやすいです。

ヤリイトヒキベラ

学名 Ｃｉｒｒｈｉｌａｂｒｕｓ　lanceolatus
和名 ヤリイトヒキベラ
体長　８cm
撮影地　勤崎４５m
撮影者　松野

初めてこのベラを知ったのは、徳田旅館の食堂に大きくこのベラの婚姻色の鰭全開の平田さんの写真（Ｒｕｄｉのベラ図鑑Ｐ４０のＢの写真）が飾られてました。見た瞬間「え～こんな綺麗なベラいるんや～」いつか絶対出会いたいなぁ～と思っていた憧れのベラです！
もー出会った時はホンマ感動しました！婚姻色ではなかったですが、尻ビレの模様がまさにヤリのようにとんがっててすぐにコイツとわかりました。この後半年ぐらいこのポイントで見ることが出来ましたが、それ以降なかなか現れてくれません・・・・
次回はいつお会い出来るのか楽しみやなぁ～

クロキンチャクダイ

学名 Chaetodontplus niger
和名 クロキンチャクダイ
体長　４cm
撮影地　松島４０m
撮影者　高橋宏治

「幻のクロキンチャクダイ」・・・。まだ世界で数回しか発見例のないほんまに幻のキンチャクダイです。この柏島沖で１９９８年に第一人者の平田さんが発見し、写真を撮っているので、いつかは見たい・・・とずっと思い続けていたら、２００６年に当時柏島で誰もが認めるスーパーガイドとして頑張っていたこうちゃんこと高橋宏治くんが、見つけて写真を撮ってくれました。
「どこで見たの～！！教えて～！」って場所を聞いて何回も探しにいくも、結局いまだに見れず・・・。平田さんが見つけた時も、何回もその場所に行ったけど、その時以来一度も見ていない・・・そう・・・。
そんなに簡単に見れない、それだけ幻だからこそ、追い続けて自分の手で写真を撮ってみたいです。
でも、柏島でそれを見つけて、それも写真に収めている、二人の素晴らしい目に敬意をあらわしたい・・・そう思います。
こうちゃん、写真提供、どうもありがとう！

カシワハナダイ

学名 Pseudanthias Kashiwae
和名 カシワハナダイ
体長　１０cm
撮影地　後浜８m
撮影者　新堀千恵子

柏島を代表する魚といえば、まさにこの「柏はなだい」ではないでしょうか！
名前の由来にもなった柏島で見つかったので、かしわハナダイだそうです。
柏島では何処のポイントでも見られます。水深も５Mぐらいから３０Mとかなりの範囲で確認できます。
幼魚はしっぽ先端がが赤くなっていて区別しやすいです。
柏島に来たら、是非このハナダイをリクエストしてくださいね！
ちなみにこの写真は、婚姻色を出していてかなり白っぽくなってなってます。そして体の横の赤いオビもかなり濃くなってますね～！
この瞬間に会えたらほんまラッキーですね！